当犬舎の活動報告(トピックス)
このコーナーは、当犬舎における活動について紹介しています
◎2020年1月11日・・テツ号『 滋賀 』に旅立つ!
本日、当犬舎の猟芸No.1のテツ号が、滋賀県のオーナー様K氏の下に旅立って行った!。 テツは、当犬舎の広報部長!として、サツマビーグルの保存普及活動に大きな功績を残してくれた・・・。 心より「ありがとう」と感謝したい! テツの猟芸やエピソード等は、当ホームページやブログ「狩猟犬サツマビーグルのつぶやき」、Facebook等で数多く掲載(投稿)しているので本稿では省略し、当該記事に委ねることにする。 本日K氏のテツお迎えの様子は、下記に詳しく掲載したのでご参照願う!。 ( 出典:ブログ「狩猟犬サツマビーグルのつぶやき」 ) ① テツ号 徳島最後の山入! ② テツが新天地『滋賀』に旅立つ! 写真は、K氏とテツ号。 テツはもうK氏に心を許し落ち着いている様だ!
◎ 2019年9月15日・・シロー号が新天地『 滋賀 』に旅立つ!
本日、当犬舎の種牡でシカ猟犬のシロー号が、滋賀県のオーナー様I氏の下に旅立った!。 シロー号との想い出は数多い!。シロー号は、2015年9月に当犬舎にやってきた。 当時種牡はハク号のみで、このままではサツマビーグルの保存は出来ない!と思っていた矢先、鹿児島県の師匠より、名ウサギ猟犬のタロー号の直仔で、10ヵ月になる牡が居るとの連絡があった。 シロー号は、子供が居ない87才の元老ハンター夫妻の下で大事に育てられ、ノウサギ・シカ・イノシシ等が多く住み着く裏山に朝夕毎日60分程引いていた為、若犬ではあるが筋肉粒々の堂々たる体躯をしていた。 母犬は、元老ハンターの集落で代々大事に守られて来た(保存されて来た)系統である。 シロー号は、入舎後10日余りを経って、山入訓練を開始したが、行き成りシカを1時間余り追い鳴きした。まだ仕事はしてないと聞いていたので驚いた。 その後、種牡としても素晴らしい多くの直仔を残してくれた。 現在は、名シカ猟犬として活躍しており、大きく美しい追い鳴きは当犬舎No.1である。 シロー号は、タロー号の直仔で、父親譲りの身体を有し、頭部、首、胴、四肢に至るバランスが非常に良く、特に大きな絞り耳とどっしりとした風貌は実に頼もしい。 犬舎内では物静かで一見精彩なく見えるが、一旦山に入るとダイナミックでエネルギッシュな狩り込みへと一変し、また野太く大きな鳴き声は見るものを圧倒する迫力がある。 本来なら、何時までも飼ってやりたいが、当犬舎は動物愛護管理法に基ずく第一種動物取扱業(販売)申請で、飼育頭数は9頭と決められているので仕方なく里親に出すことにした。 現在、シロー号系の後継犬としては、直仔のハチ号がおり、この度リリー号との間に仔犬が生まれており、種牡として使用できる目途も付いている。 シロー号は、未だ5才になったばかりの成犬で、今後も種牡並びに名シカ猟犬として活躍して欲しいと願っている。 オーナーの選択はとことん悩んだが、当犬舎がサツマビーグルの保存普及活動をスタートさせた時から大変ご協力を頂いており、故エス号(里親)、マル号のオーナー様で滋賀県のI氏に飼育をお願いしたところ、快諾を頂いき、今日の運びとなった。 シロー号には今後、滋賀県を中心とした近畿圏のハク号直仔、アサ号直仔及びリュウ号直仔の種牡として頑張ってほしいと願っている。 I氏は、年に一度は来舎されているので、その時は元気な顔を見せて欲しい!。 写真は、2才当時の懐かしいシロー号との単独シカ猟の様子!。
◎ 2019年3月4日・・ハチ号が入舎!
ハチ号は、2月24日に愛媛県のオーナーT氏からのご厚意により当犬舎に入舎しました。血統構成は、父:シロー、母:シロ号です(2016.06.17生)。 ハチ号の前に、母親のシロ号が入舎し、狩猟に使用していましたが、この度T氏より提案が御座いました。 それは、若くして名シカ猟犬として狩猟や有害駆除に活躍していたハチ号をこのままペットして飼育するのは忍びない!。そこでシロ号を引き取るのでハチ号を飼育しては?との提案でした。 また、シロ号は今後T氏の下で飼育し、発情がくれば仔犬を繁殖させてもらうことになりました。 当犬舎としては、願ったり叶ったりの提案で、即承諾した次第です。 T氏並びにご家族には心より感謝を申し上げます。 ハチ号は、入舎し本日で10日目となりました。当初は少し警戒していましたが、元来従順で温和、とてもフレンドリーな性格から、今日ではすっかり犬舎にも慣れ、飼育する上での障害は無くなりましたので公開します。 今後は、シロー号の後継犬として、同系の貴重な種牡としても活躍を期待しております。
◎ 2018年12月13日・・マレ号も新天地『高知』に旅立つ!
本日、11時にマレ号は高知県のF氏の下に旅立った!。 F氏ご夫妻は、今朝6時過ぎに自宅を出発し、当犬舎には10時過ぎに到着。 早速、マレ号の下に行く。そして予め用意されていた新品の首輪に交換。その後手製の新品引き綱に繋ぎ、犬舎を出て散歩に出かけた。 犬の扱いは実に手慣れたものだ!。 マレ号もF氏と奥様には何度か会っており、覚えていたのか?。何と尻尾をピンと立てて引き綱を強く引っ張り前進する。これには驚いた!。 F氏の下には、ハナ号(牝)が行っており、シカ猟犬として活躍中である。このハナ号の飼育経験や過去のアメリカンビーグル等、多犬種の飼育経験から犬の扱いは一目置く存在である。 F氏には、保存活動開始当初より大変お世話になっている。この度の系統繁殖(品種改良)による犬の入れ替えにも、マレ号を引き取ってくれることをいち早く申し出て下さった。 本来なら、マレ号も一生涯飼ってやりたいが、系統繁殖上それも許されず、今日まで種牡のハク号の他、台牝のエス号、アキ号も断腸の思いで里親に出した。 サツマビーグルの保存普及活動が順調に推移しているのも、上記した里親になって頂いているオーナー様等のお陰と心中より感謝している。 マレ号は、その素晴らしい体型から、今日国内で飼育されている純血サツマビーグルの品種改良に大きな影響をもたらしている。 マレ号との思い出は沢山あるが、詳細は「サツマビーグルの写真集」に譲るとする。 マレ号は、坂本龍馬の生誕地である土佐の高知で、F氏ご夫妻に愛され、元気に暮らして欲しいと祈念している。 出来るならば、シカに行かず、F氏の大好きなノウサギ猟犬として、大好きな山野を謳歌して欲しいと願っている。 写真は、F氏ご夫妻とマレ号。 もうすっかり意気投合しているようにも見える・・・
◎ 2018年12月9日・・ドン号が新天地『滋賀』に旅立つ!
昨日、先月狩猟中に事故で無くなったコハク号の後継犬として、当犬舎の若きエースであるドン号が滋賀県のK氏の下に旅立った。 ドン号は、アサ号とマレ号の間に昨年9月に生まれた1.3才の若牡である。 サツマビーグルでは50頭に1頭と言われる大変珍しいトライカラーの毛色をしていたので、アサ号の種牡後継犬とし飼育されていた。 ドン号の思い出は沢山あるが、何故か良い思が多い・・・中略・・・ K氏の下には昨年、台牝生活を終えたアキ号が行っており、今日ではすっかり昔の体力と猟芸も復帰し、狩猟犬として有害駆除や狩猟に頑張っている。 ドン号もアキ号と一緒に、K氏の下で立派な狩猟犬として成長し活躍して欲しいと願っている。 写真は、昨日迎えに来たK氏とドン号!。 賢いドン号は、写真を撮っている小生の方を向かないでいる。 別れの涙を流しいている様にも見えるが・・・ 素晴らしい種牡となる武者修行に行くのだ!。 K氏のご家族に愛され、健康に留意し、狩猟に有害鳥獣駆除に頑張って欲しいと祈念している。
◎2018年7月5日・・・プリチャージ式空気銃を購入!
下記のプリチャージ式空気銃を6月に購入予約(発注)した。 この度(7月)の散弾銃の所持許可更新時に空気銃を同時申請する。
何故に今、空気銃なのか?との意見もあるが、主に有害駆除用として購入した。 イノシシやシカの報奨金が多い獲物には多くのハンターが一生懸命になるが、一方カラス等の鳥類には殆ど目もくれず、その被害は全国的に増えている。 特に、丹精込めて作った果樹や家庭菜園の作物等はカラスのやりたい放題だ!。 しかし、鳥類の捕獲は有効的な手段がなく、鉄砲による方法が一般的である。ところが、有害駆除は比較的民家に近い場所で行われることも少なくなく、鉄砲を撃つとその大きな銃声が被害農家以外の散歩中等の一般人が知るところとなり、すぐさま「鉄砲を撃っている人が居て怖い!」等の通報が110番される。警察も駆除を承知しているものの、通報があればパトカーで現場に来る。通報した方は警察官から事情を聴き納得するが、また別の日に違う人が通報すると言うイタチ返しが続いている。このことは全国共通の様である。 この状況を改善(打破)しょうと一念発起し、空気銃の購入に踏み切ったが銃価格が高いのに驚く。また、銃以外にもスコープ、ハードガンケース、ガンカバー、スリング、ガンレスト、パイボット、300気圧空気ボンベ、MEDアダプター、距離計、クリーニングキッド等が必要である。 ※ 尚、空気銃を用いての狩猟や有害駆除の様子は、別途ブログ等で順次報告する予定である。
◎ 2018年年1月25日・・・第一種動物取扱業登録証を更新
徳島県動物愛護管理センター所長に更新申請しておりました「第一種動物取扱業登録証」が平成30年1月24日付にて再交付されました。 有効期間は、平成35年1月30日です。 この再交付により、純血サツマビーグルの繁殖が継続できることになりました。 微力では御座いますが、今後ともサツマビーグルの保存普及活動に真摯に取り組んで参りますので、何卒ご支援ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
◎2018年1月11日・・・エリー号 イノシシ猟で死す!
昨日、アサ号、マリー号、リリー号を負傷させたイノシシのリベンジにエリー号を連れて山入りした。しかし、思いかけず返り討ちに遭い、父親のハク号、母親のエス号や姉妹のアキ号よりも先に天国に行ってしまった。
みんな新天地で大活躍しているのに可哀そうな結果になってしまった。 このイノシシの出没範囲は広く、もう8頭近くの猟犬が殺され又は大ケガを負わされている。このイノシシを獲らない限りは危なくてシカ猟は出来ない。 当犬舎でイノシシをやるのはエリー号とテツ号だけである。テツ号はこのイノシシが居ると私の元に帰って来る。怖さを知っているので相手にしない。
地元のハンターも犬を使わずに罠を仕掛けているが利口で掛からないという。兎に角大きなイノシシらしく分厚い脂肪の鎧を身に着けている今は弾が効かないと嘆いている。真正面から脳天でも撃たない限り倒れないと言う。身体にはもう何発も銃弾が入っているらしい。
この様に大きな荒くれイノシシに真正面から向かっていったエリー号の勇敢さには驚かされる。今までも何度も切られ身体には幾つもの傷跡が残る歴戦の女傑であった。タヌキなどはもう何十頭も加えている激しい猟欲の持ち主でもあった。 アサ号との繁殖を計画していただけに残念である。後の祭りであるが、エリー号は子育てが上手で今日までに素晴らしい子犬を沢山残してくれた。
エリー号は、サツマビーグルの保存活動で初めて当犬舎で生まれた。アサ号と一緒に残していたが、兵庫県淡路島のハンターから是非飼育させてほしいと懇願され当犬舎から車で1時間余りと言う土地柄と、要らなくなった場合は返してもらうと言う約束で譲渡した。しかし、1才になっても他犬と一緒に猟をやらないと言うことから家内と迎えに行き買い戻し当犬舎に帰ってきた。前オーナーへの見せしめから「今に見ておれ!」を合言葉に、名前もNHK朝ドラ「マッサン」から『エリー』と変え、毎日単犬にて山に引いた。その甲斐あって、最初はヤマドリ、次いでタヌキ、シカ等々と順調に狩りが出来るようになり、訓練開始後1ヵ月余りでシカを30分余り追い鳴きしてみせた。その後小さなウリボウ(イノシシの子供)を咥え「ギーギー」と鳴かせた事を切っ掛けに、イノシシ猟犬に変身した。しかし、大切な台牝でもあり猟芸は確認できたので山入は中止していた。 その後2回の繁殖で素晴らしい子犬を残してくれたこともあり、昨年からイノシシ猟犬として使用していた。ハクの直娘で身体全体が鋼のような筋肉質でバネがあり、しかも気性が激しいのでイノシシもたじたじする場面も数多く見た。しかし、何時かは大イノシシにかかって戦死することも示唆された。
このイノシシにより、マリー号は山入りしても前のような素晴らしい広範囲な捜索から起こし追跡と若犬ながら素晴らしいシカ猟犬として完成していたが、今はイノシシの臭いがあると精神的に恐怖心が先立って、私の周辺から離れなくなっている。 昨日は、このイノシシと対峙するに当たり、やられはしないか、アサ号との繁殖は・・・等々を脳裏に浮かべながら、エリー号に大役を託した。やはり、心配していた事が現実となり大変後悔している。
今朝、四国徳島は全国的な寒波の影響もあり、朝から10cm余りも積雪があり、道路は混雑して大渋滞を来している。エリー号の死を雪の花で飾っているかのように見える。 エリー号よ!安らかに眠ってください。お前が残してくれは子供達は全国で大活躍している。サツマビーグルの保存普及活動の一躍を担ってくれ本当にありがとう。心より感謝とお礼を申し上げる。今後は、天国からお前の子供達や当犬舎の活躍を見守ってください。お前のことは一生涯忘れはしない!。
写真① 子育て中のエリー号 猟場では激しい闘志でイノシシに向かっていくが、家庭では孫と一緒に遊んだり、子育てにおいては本当に子煩悩で子犬の面倒をよく見る素晴らしい台牝であった。 直仔には秋田県でクマ猟犬として活躍しているものもいる。
写真② 今猟期エリー号は初猟のイノシシ猟で負傷 何度切られても恐怖心は残らなかった。サツマビーグルは利口で賢いので一度痛い目に遭うと向かっていかない犬が多い中、エリー号だけは違っていた。 宮崎県のイノシシ猟犬のトク号もエリー号の血が強いのかやはりイノシシと真っ向勝負して何度も生死をさまよう大ケガをしている。 ※エリー号の高鼻は、尻尾をビンと立ってていれば「シカ」、倒していると「イノシシ」と区別できた。
写真③ 今朝の犬舎運動場は大雪 犬舎周辺は雪が10cm余りも積もり、四国徳島は大雪となった。 エリー号の死を雪の花で飾っているかのように見える。