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純血サツマビーグルのオーナー通信 第6報

Posted on February 19, 2017

遂にリュウ号を死に追いやった敵を討つ!!! 昨夜、故リュウ号のオーナー様の栃木県T氏より電話が入った。 2月16日にスミレ号(父:ハク号×母:マレ号)4ヶ月牝を送っていたのでそのことか・・・と思いきや、興奮した声で「リュウを死に追いやった犬切りイノシシを捕獲・・・」との知らせだ。 当日の様子は次の通り(オーナー様の話に小生の経験で想定しドキュメントに再編集)。 当日は日曜日だったので親戚の叔父との共猟となった。叔父は早朝5時には来るらしい(笑)。猟欲は抜群のようだ。。。 朝一番は、ナナ号を連れてシカ猟に行く。何時もの猟場でナナ号も余裕さえ感じられる。 早速、獣道を奥に進んで行く。暫くするとナナ号が引き綱を放せとばかり1点を見つめて強く引く。叔父は何時もの場所に移動。「イケ!」の合図で引き綱を外すと一目散に坂を下りるや直ぐに追い鳴きに変わる。すると10頭近いシカの群れが四方八方に逃げ回る。その内の1頭がオーナー様の目の前に来る。首を狙ってスラッグ弾を発射。放犬して僅か5分の猟果だ!。。。ナナも鉄砲の音を聞き帰って来る・・・。ナナを労った後、急ぎ獲物を搬出し帰宅。 見切り(目的の山に獲物が居るか否かを確かめること)に行っているお父様を待つ。暫くしてお父様が帰宅。すぐさま「先日リュウがやられた山にイノシシの生跡がある。寝屋も先日と同じ様だ!」と聞く。相手が手ごわいので、最も信頼を置いている8歳になる紀州犬の牝犬を車に乗せ猟場に急行。 暫くして猟場到着。逸る気持ちを抑えながらイノシシの寝屋に向かう。先日のリュウの事が気になり・・・どんなやつなのか・・・きっと敵は討ってやる・・・等々を頭に浮かべながら先を急ぐ。寝屋近くになると犬の動きが変わって来る。何時もと動きが違う・・・これは大イノシシの時にとる仕種である。 鉄砲にスラッグ弾を入れ、犬を放す・・・。この犬は噛みにはいかず鳴きながらラウンドするので先ず切られることはないと聞く。少し犬が鳴いている方向に近づいてみると、約20m先の藪でイノシシが怒っているが。犬切りの余裕なのかじっとしている。しかし執拗にガンガン鳴かれると煩いのか顎をカンカン鳴らして威嚇を始めた。しかし。犬は弱いと思っているのか向かって来る様子はない。角度(居場所)を変えてイノシシを良く見ると、犬の方向に目を向けて怒っているのが良く分かる。かなり大きい・・・するとオーナー様の気配を察知したのか瞬間こちらに顔を向けた・・・今だ!・・・とばかりに眉間を狙ってスラッグ弾を発射・・・大イノシシはその場で即死状態。。。「やっとリュウの敵が討てた・・・」と思うと涙が止まらなかったと・・・当時の様子を語ってくれた。 この敵討ちは、オーナー様は勿論のこと、お父様やご家族の皆様も大変喜んでくれたとのこと。。。早速、リュウのお墓にも報告に行ったと聞く。 『リュウよ!良い家族の下で暮らせた3年間、本当に幸せだったね・・・安らかに眠ってくださいね』 イノシシは大きく長い牙を持つ牡であった。今は発情期で餌も食べずに何日も牝を追いかけるため痩せており、脂肪は全く付いていなかったが、78kgもあったようだ。これが1ヵ月前なら100kgを超える大イノシシだっただろう!。 それにしてもオーナー様のリュウへの思いは如何ほどか・・・とうとう敵を討ってしまった。 写真:手前がリュウを死に追いやった大イノシシ。水の中に漬けてあるのがナナ号が捕獲した牝シカ。 ※ 牝シカと比べると如何にイノシシが大きいかが良く分かる。


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